消防署職員立会による防災訓練
- 2015/09/17
平成27年9月17日、最寄りの南国市消防本部から2名の消防署の職員の方に来ていただき、年に一度の大がかりな防災訓練を行いました。
本日の防災訓練では、「南海トラフを震源とする震度7の地震が発生し、厨房より火災が発生した。建物への被害は小さく、ライフラインへの影響もなかった。」と想定し、訓練を行いました。
初期消火中です。左側で紙を持っている女性が「火災の役」です。
消火器の噴射時間は約15秒程度です。もったいないので無駄なく火をめがけて噴射しなければなりません。
手順は、
①火災元まで持っていく。
②ピンを抜く。
③ホースを火に向ける。
④レバーを握り噴射する。
です。
今回の防災訓練では、負傷者が発生したことを想定しました。まず、左側の女性は、先ほど「火災の役」を務めた女性ですが、「逃げているところに天井のパネルが崩れてきて、頭部から出血し倒れ込んでいるところを発見された。」という想定でした。無事、車いすで護送されました。
右側の男性は、機能訓練室で倒れているところを発見されました。「固定されていなかった引き出しが揺れにより飛び出して男性にぶつかり複数個所骨折し、あまりの衝撃に意識不明の状態で発見された。」という想定でした。担架で救護室に運ばれました。
地震など、突発的に被害を受けたとき、まずは情報収集が必要不可欠となります。この情報収集を早期に行わなければ、ライフラインが使用可能か、けが人は何人いるのか、電話やインターネット等通信は可能か等判断することができず、結果的に事業を早期に復旧させることができない状態に陥ってしまいます。
ちなみに、「事業を早期に復旧させる」ためにBCP(事業継続計画)を作成しておくことが必要とされており、土佐希望の家においても作成に向け検討を進めています。
防災訓練終了後、来ていただいた消防署の職員の方に解説していただきながら消火器の使い方訓練を行いました。上述しました使用手順の他に
①非常口を背にして噴射する。(避難路を確保するため)
②できるだけ風上から噴射する。(消火剤を有効的に噴射し、かつ自分にかからないようにするため)
といった、重要なコツを教えていただきました。
みなさん、「備えあれば、憂いなし」です。